果報舎


季節の茶の湯

いけばなワーキング(きっさこ)

まぁ、難しい話は抜きにして、お茶でも一服いかがでしょう。

複雑な日常にあって、茶を喫することは、味わい、喉を潤すだけでなく、日常を忘れさせてくれる極上のリラックスタイム。
誰かと和やかに過ごすもよし、ひとり静かに自分と向きあうもよし、美味しい一服が人生を豊かにしてくれます。

月の言葉

山路来てなにやらゆかし菫草 松尾芭蕉

春の季語「菫」は、芭蕉の歩いた山路ばかりではなく、私たちの住む都会のアスファルトにも春を運んでくれます。

その姿形は、花言葉そのままの印象ですね。
「誠実」「小さな幸せ」「控えめ」「無邪気な恋」・・・

大工さんが使う道具に、墨糸で木材に直線を引くための、“墨壷(すみつぼ)”というのがあります。別名“墨入れ”ともいい、菫(すみれ)の花の形が、それに似ていることから、「すみいれ」→「すみれ」になったとか。

陽だまりに微笑みそろう花菫 水精

今月の寝言

○2005年04月の寝言
           
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