
鯉のぼりが青空に元気に泳ぐ季節になりました。
端午は、月の初めの午の日の意味で、午の月5月と午と五をかけて、5月5日を端午の節句といいます。
端午の節句にかかせない菖蒲(しょうぶ)は、奈良時代から邪気をはらう花=魔除けとして、
菖蒲を軒につるしたり、菖蒲でつくった鬘(かずら)を冠につけて邪気払いしたとされています。
このときの菖蒲には花はなく、葉を使いました。
菖蒲湯につかうものと同じサトイモ科で
花菖蒲やあやめ、杜若(かきつばた)とは、違う種類のもので根茎や葉に芳香があります。
花菖蒲、あやめ、杜若(かきつばた)は同じアヤメ科で、見分けがつきにくいですが、
咲く時期が早い順に、かきつばた、あやめ、花菖蒲の順。
背丈が高い順に、花菖蒲、かきつばた、あやめの順。
花も大きい順に、花菖蒲、かきつばた、あやめの順。
葉と花のバランスでみてみると、
葉が花より短いのが花菖蒲。
葉と花がほぼ同じなのがあやめ。
葉が花より少し長いのがかきつばた。
活ける時に葉の枚数や高さに細かな決まりごともありますが、特にこだわる必要はないと思います。
ただ、一つひとつの花の向き、葉の表裏をみて、活けることが大切だと考えます。
「しょうぶ(勝負・尚武)」や「あやめ(殺め)」という音感と剣のように先の尖った葉形からも
凛々しく端整な潔い美しさがピッタリな花ですね。