まぁ、難しい話は抜きにして、お茶でも一服いかがでしょう。
複雑な日常にあって、茶を喫することは、味わい、喉を潤すだけでなく、日常を忘れさせてくれる極上のリラックスタイム。
誰かと和やかに過ごすもよし、ひとり静かに自分と向きあうもよし、美味しい一服が人生を豊かにしてくれます。
![]() 端午は、月の初めの午の日の意味で、午の月5月と午と五をかけて、5月5日を端午の節句といいます。 端午の節句にかかせない菖蒲(しょうぶ)は、奈良時代から邪気をはらう花=魔除けとして、 菖蒲を軒につるしたり、菖蒲でつくった鬘(かずら)を冠につけて邪気払いしたとされています。 このときの菖蒲には花はなく、葉を使いました。 菖蒲湯につかうものと同じサトイモ科で 花菖蒲やあやめ、杜若(かきつばた)とは、違う種類のもので根茎や葉に芳香があります。 花菖蒲、あやめ、杜若(かきつばた)は同じアヤメ科で、見分けがつきにくいですが、 咲く時期が早い順に、かきつばた、あやめ、花菖蒲の順。 背丈が高い順に、花菖蒲、かきつばた、あやめの順。 花も大きい順に、花菖蒲、かきつばた、あやめの順。 葉と花のバランスでみてみると、 葉が花より短いのが花菖蒲。 葉と花がほぼ同じなのがあやめ。 葉が花より少し長いのがかきつばた。 活ける時に葉の枚数や高さに細かな決まりごともありますが、特にこだわる必要はないと思います。 ただ、一つひとつの花の向き、葉の表裏をみて、活けることが大切だと考えます。 「しょうぶ(勝負・尚武)」や「あやめ(殺め)」という音感と剣のように先の尖った葉形からも 凛々しく端整な潔い美しさがピッタリな花ですね。 |
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