果報舎


季節の茶の湯

いけばなワーキング(きっさこ)

まぁ、難しい話は抜きにして、お茶でも一服いかがでしょう。

複雑な日常にあって、茶を喫することは、味わい、喉を潤すだけでなく、日常を忘れさせてくれる極上のリラックスタイム。
誰かと和やかに過ごすもよし、ひとり静かに自分と向きあうもよし、美味しい一服が人生を豊かにしてくれます。

月の言葉

九月九日は重陽(ちょうよう)。
別名、菊の節句といって、
菊の花を活ける習慣があります。
また、菊は秋の代表的な花ですね。

古代中国では、菊は不老長寿の薬として用いられていたそうで、
不老長寿に関する中国の物語に「菊慈童」というのがあります。
日本でも能や歌舞伎、絵画でとりあげられています。
(写真は宮崎県延岡市のべおか天下一薪能)

「菊慈童」とは・・・
魏の国の神仙境に、菊の乱れ咲く里があり、慈童という仙人(=少年)がいました。慈童は、700年も昔、周の穆王に寵愛されていましたが、王の枕をまたいだという罪で、人々のそねみから山に流されてしまいます。
流罪されるにあたり王は憐れみ、菊の葉に経文を書きつけて毎日唱えるよういわれました。そのようにすると、その菊の葉から落ちた水は川となり、不労不死の霊水となりそれを飲んだ彼はいつまでも美少年の姿で長命を保ったということです。

今月の寝言

○2006年09月の寝言
       
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