果報舎


季節の茶の湯

いけばなワーキング(きっさこ)

まぁ、難しい話は抜きにして、お茶でも一服いかがでしょう。

複雑な日常にあって、茶を喫することは、味わい、喉を潤すだけでなく、日常を忘れさせてくれる極上のリラックスタイム。
誰かと和やかに過ごすもよし、ひとり静かに自分と向きあうもよし、美味しい一服が人生を豊かにしてくれます。

月の言葉

和名で6月を水無月(みなづき)といいますが、その名のお菓子をご存知でしょうか?

6月1日の「氷の朔日(ついたち)」と、30日の「夏越しの祓(なごしのはらえ)」の行事にちなんで食されるお菓子が「水無月」です。

「夏越の祓」は年末の大祓(おおはらえ)と同様、半年間の罪と穢れ(けがれ)を祓い去る日本古来の風習です。
神社で茅(ちがや)の輪をくぐったり、人形(ひとがた)を海や川に流して無病息災を祈る夏の風物詩ともいえます。

一方、「氷の朔日」の歴史はふるく平安時代の朝廷儀式に遡り、6月1日に氷室の氷を食べると夏痩せしないといわれていました。
水無月の白い三角形の外郎(ういろう)生地は、氷室の氷を表し、上にのっている小豆は悪魔祓いの意をあらわしているのです。

今月の寝言

○2009年06月の寝言
     
←先月         来月→

バックナンバー

・表示させたい年度、月を選択し、[表示]ボタンを押してください。